新・ことば事情
4489「よくはし」
お風呂から上がっても、なかなかパジャマに着替えないで遊んでいる6歳の娘に、
「はよ、寝えや!あしたも学校あるやろ!?寝なあかんで!」
と言うと、急にこんなことを言います。
「はやく12月31日になってほしい。『よくはし』できるから。」
「??『よくはし』?・・・ああ、それは『よふかし(夜更かし)』 やな」
と言うと、言いにくそうに、でも二ヤッと笑いながら、
「ほんとは『よ・ふ・か・し』、やろ?また、パソコンで打っといてな!」
言い間違いの音韻転換を比べてみると、
「よふかし」
↓↓↓↓
「よくはし」
つまり、「ふ→く」「か→は」になっているということなので、
「母音は同じで、子音を間違えた」
ということですね。そういうケースは音の響きは似ていますね。結局、言い間違いのひとつには、
「子音が置き換わる」
ということがあるのではないでしょうか。
それにしても、言い間違いをブログに(本に)書いたという話をしてから、娘は言い間違いをするたびに、
「また書いておいてな」
と言うようになりました・・・こうなると、もう、あんまり面白くありませんが、一応書いておきます。やっぱり小学校に入るまでが、一番「言い間違い」はおもしろいな。