新・ことば事情
4475「生しょうゆ」
何気なく見ていたコマーシャルに、
「生(なま)しょうゆ」
という言葉が出てきてビックリしました!
「生(なま)しょうゆをいつでも新鮮ボトルで一滴づつ」
というキッコーマンのコマ-シャルのナレーションです。これは「間違い」ではないのか?「わざと」・・・なんでしょうね。
これまでの常識でいえば、「生しょうゆ」と書いて当然これは、
「生(き)じょうゆ」
と読むわけですね。それが「なま」・・・。なまなましいお話です。
なお、この「生」を「なま」と読むと、そのあとの「醤油」も、
「しょうゆ」
と濁りません。「き」と読むと、
「じょうゆ」
と濁ります。そういった違いも出てきます。「き」と読んでそのあとは濁らずに、
「きしょうゆ」
とは言わないですからね。
(追記)
最近、居酒屋などでよく目にするようになりました、
「キッコーマン『しぼりたて生(なま)しょうゆ』」。
「生(き)じょうゆ」ではなく。
(2016、8、26)