新・読書日記 2011_171
『原発社会からの離脱~自然エネルギーと共同自治に向けて』(宮台真司×飯田哲也、講談社現代新書:2011、6、20)
対談集。
いま注目の飯田哲也さん。その中でも注目したい発言は、118から119ページあたりに出てくる、毎年5000億円もの「再処理等積立金」。これっていわゆる埋蔵金なのでは?
ちょっと検索してみたら、原子力環境整備促進・資金管理センターは電力各社が積み立てた最終処分積立金と再処理積立金の運用を2000年から行っていて、2011年度の事業計画によると「再処理積立金」は2兆7357億円、「最終処分積立金」は8374億円積み上がっているという。これは、原発事故に関しての補償に役立てるべきではないでしょうか?増税の前にやることはあるようだ。
これもネットからの「また聞き」(!?)ではあるが、元財務官僚で嘉悦大教授の高橋洋一氏は、
「財務省の国債整理基金特別会計に貯まった12兆円を取り崩せ」
と提案、会計検査院官房審議官である飯塚正史氏は朝日新聞で、
「翌々年度にしか使えない10年度の決算剰余金30兆円を使えばよい」
と書いている・・・のだそうだ。確認してみたい。
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