新・読書日記 2011_155
『日本人の誇り』(藤原正彦、文春新書:2011、4、20)
帯には、著者の大きなカラー写真とともに、
「『国家の品格』から6年、渾身の書き下ろし~日本人の覚醒と奮起に期待したい」
とある。第1章の「嘆き」は、ほかの本でも同じようなことが書かれているので「またか」という感じだが、後半は「歴史の教科書」である。特に「昭和の戦争」とその後の「東京裁判」「南京大虐殺」に関する記述は、一軒「右寄り」のように見えて「中道」の冷静な記述のように感じた。
もう一度しっかりと「歴史」を勉強するところから、あしたへの、未来の日本への一歩が始まる。
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