新・ことば事情
4453「デンワじゃないのよスマホは。(ハッハーン)」
7月13日の日経新聞朝刊「スマートフォンエコノミー(中)」という記事を読みました。それによると、6月6日、病気療養中のアップルの最高経営責任者(CFEO)のスティーブ・ジョブズが、サンフランシスコで開かれた新サービスの発表会で、
「パソコンはまもなくデジタルライフの主役でなくなる」
というふうに、
「ポストPC時代の到来」
を告げたそうです。現在、最新のスマホに搭載されているCPU(中央演算処理装置)の処理速度は、10年前の大型汎用コンピューターの3倍(2ギガヘルツ)にも上るんだそうです。
うーん、なんだか難しい。スゴイことになっているぞ。
これを読んで私の頭の中に浮かんだのは、中森明菜さんの名曲(井上陽水さんの作詞・作曲)、
「飾りじゃないのよ涙は」
でした。え?曲が流れたのかって?いえ、メロディーではなくて、タイトルがそのまま置き換わって、
「デンワじゃないのよスマホは。(ハッハーン)」
ということでした。スマートフォンはもうデンワと言うよりは「携帯型のパソコン」ですものね、その機能から考えると。記事の内容はそれを裏付けていますね。それでそういうイメージが浮かんだのでした。
で、これを書きかけておいていたら、スティーブ・ジョブズが引退してしまいました。がんとの闘いが、やはり大変なのでしょうね・・・頑張ってほしいです。