新・ことば事情
4435「『超特急』の言いまつがい」
8月5日に出版した自身3冊目の著書『最新!平成ことば事情』(ぎょうせい)の「第6章」に「言い間違い」について書いたものを集めたページがあり、アナウンサーの言い間違いのほか、うちの娘(6歳)の言い間違いも載せています。
そのことを娘に伝えたところ、「ふーん」としか言ってなかったのに、昨夜、家に帰るとニコニコしながら寄って来て、
「あんなあ、きょう、言いまちがい、してん。」
と言うので、
「へー、どんな?」
と聞くと、
「トーキョッキュー、ああ違う、トーチョッキュー、ああ違う、チョートッキュー(超特急)」
おお、たしかにこれは幼い子どもには言いにくいでしょうね。しかも、「間違い」と「正しい形」を共に再現するのは、かなり難しいことです。単に正しく言うよりも、よっぽど難しい。本にも書いた、
「ドラボンゴール」(正しくは「ドラゴンボール」)
なんてのは、言ってるうちに、
「あれ?これで正しかったんだっけ?
間違ってたんだっけ?」
と不安になって、何度も言い直してしまうくらいです。
「トートッキュー、トーチョッキュー、チョートッキュー」
を何度か必死に言うと、娘は。
「また、本に書いてな!」
と言って、お風呂に入りに行きました。おお、なんとかわいい!・・・・次の本では「親バカ」の章を作らねばならないかも・・・。それまで、娘が口をきいてくれるぐらい、幼いままだといいのですが・・・。