新・ことば事情
4393「ママ○○」
「ママレンジ」
という子ども用の「調理おもちゃ」がありました。当時、男の子でも欲しくなったおもちゃでした。あれが家にあったら、私のその後の人生も変わっていたかもしれません(そんな大げさな)
一方で、
「ママレモン」
という「台所用洗剤」があります。(今もあるのでしょうか?)あれはその昔、我が家にもありました。
ここで、「うん?」と思ったのは、
「ママ」という接頭語が付いた、
「ママ○○」
というのは、「台所・料理の代名詞」として商品名として存在しているのに対し、
「パパ○○」
という名前の商品がないなあと思ったのです。
これは、「パパ」の家庭内での役割が、仕事として確立していないから、商品名としてないのでは?
そうこうするうちに、家庭内での男女の役割分担ということがなくなりつつあります。男性も家事をしなくちゃならなくなってきています。と言うことは、今後は「ママレモン」的な「ママ○○」という名前の商品は、もうなくなるのかもしれません。そうすると、「ママ○○」は「死語」になる?「歴史的遺産」となるのでしょうか?