新・読書日記 2011_130
『14歳の子を持つ親たちへ』(内田樹・名越康文、新潮新書:2005、4、20第1刷・2011、4、10第15刷)
まさに「14歳の子」を持つ親として、タイトルにつられて買いましたが、内容は別に「14歳の子」でなくても構わない。その意味では「看板に偽りあり」。しかし、少し幅広く「思春期の入り口の子ども」と考えれば、看板に偽りはなかろう。
そもそも内田樹の本を買うつもりはないのだが、何か気になることが書かれているところには、必ず内田先生が登場するのだから、仕方がない。
2005年に出てから6年間で15刷というのは、タイトルもよかったのだろうけど、やはり内田ファン、名越ファンが多いのだなあという気もする。どちらかというと女性に人気があるのかな?名越先生は、かなり"ホンネ"で「弱音」を吐いている部分もあったのが、好感を持てた。そのあたりが本書の人気の秘密なのかもしれない。
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