新・読書日記 2011_115
『働かないアリに意義がある』(長谷川英祐、メディアファクトリー新書:2010、12、31)
よく「アリのうち、よく働いているのは2割で、残りの8割はあまり働いていない。その2割の"よく働くアリだけ"を集めたら、全部働くかと思ったら、やはりその中で働くのは2割だけ」というようなことを耳にする。それを人間社会に勝手に当てはめて「本当かな?」と思いつつも、幾分、思い当たるフシはなきにしも非ず。「でも2割ということはないだろう、7割ぐらいのアリは働いているのでは?」と思っていたが、この本によると、なんと、
「7割のアリは巣の中で休んでいる」
これを「不思議に休憩のアリ巣」と言う・・・とは書いてない。ゴメンナサイ、今急に思いついたので書きました。悪気はなかったので許してやってください。
更に驚いたのは、
「生まれてから死ぬまでほとんど働かないアリもいる」
ということ!あ・・・でも・・・人間でもそうかもしれないか。
「フリーライダーが増えるとその巣は滅びる」
ああ、やっぱり。「滅私奉公」は進化の過程でもあると。人間様はアリに負けてはならないと思う。アリ様のつもり?
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