新・ことば事情
4373「ソー活」
6月7日の夕刊を見ていたら、
「ソー活」
という言葉に出会いました。
「総括」
というと、学生運動華やかかりし頃には、「恐ろしい言葉」だったと思いますが、カタカナと漢字が混ざったこの言葉は、そんな「コワイもの」ではなさそうです。
意味を見てみたら、
「ソーシャルメディアを使った就職活動の略」
とありました。「ソーシャルメディア」が略されると「ソー」・・・ソーですか・・・。
たしかに、10年ちょっと前から「就職活動」が、
「就活」
と省略され、さらには、最初は漢字だった表記が、
「シューカツ」
とカタカナに変わって軽くなって、「婚活」とか「妊活」とか「保活」とか、いろんな「活」のバリエーションが増えていますから、その仲間だと思えば、それほど不思議はありませんが・・・。Google検索では(6月7日)、
「ソー活」=3万6900件
もありました。さすが「ソーシャルネットワーク」。しかし私は、
「ソースカツ」
の方が、なじみがありますな。おじさんだもの。「あいだみつを」か。