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『道浦TIME』

新・読書日記 2011_070

『原発事故残留汚染の危険性~われわれの健康は守られるのか』(武田邦彦、朝日新聞出版:2011、4、30)

 

武田先生がもともと原子力関連の学者であるとは、この本を読むまで知りませんでした。環境関係の人かと思ってた・・・。勉強不足です。

その武田先生、原子力関連の仕事をしていたけれども、「原子力発電推進派」ではなく、「安全な原子力発電推進派」なのだ、と力説されています。そういう立場だと「原発賛成派」からも「反対派」からも敵視されて"板ばさみ"になるそうですが、たしかに「安全性が担保されれば」(原発を)推進するという意見は、一本、筋が通っているように思えます。

今回の「事故」に関しても、武田先生はご自分のブログ上で、いろんな質問(初歩的なことから高等なものまで)に丁寧に答えてくれているし、その意味では「信頼するに足る」ように私には思えました。

 


star4

(2011、4、20読了)

2011年5月 4日 12:42 | コメント (0)