新・読書日記 2011_065
『佐野洋子対談集人生のきほん』(佐野洋子&西原理恵子&リリー・フランキー、講談社;2011、2、3)
当人が亡くなってから読んでる、佐野洋子。
西原理恵子とリリー・フランキー、そして佐野洋子は、大学での先輩・後輩に当たると。ウーム、何かたしかに根っこで通じるものがあるような。
西原が、佐野を尊敬している感じがよく出ている。ほかの漫画家に対しては出ていない、西原の「尊敬の念」が出ていた。それを感じ取れたのが、本書の一番の収穫か。
リリー・フランキーとの対談は、ちょっと期待はずれであった。
3人で話している(鼎談)というわけではないのだね。別々の機会に「西原VS佐野」、「リリーVS佐野」という形。もう晩年なんだけどね。
おもしろかったです。
さっき『ニュースZERO』で、西原さんたち漫画家12人が福島県の被災地を訪問しているのを見て「戦っているな!」と感激しました。中島みゆきの♪「ファイト!」を贈ります。(4月26日)
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