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『道浦TIME』

新・読書日記 2011_044

『日本語教室』(井上ひさし、新潮新書:2011、3、20)

 

去年亡くなった井上ひさしさんの、生前の講演をまとめたもの。

「やさしい。ふかい。おもしろい。伝説の名講義を完全再現!」

と帯に書かれている。そんな授業を私もやってみたい。甲南大学での講義でも、この本を紹介しようっと。

この本の中から学んだことの一部。

~大江健三郎は「書物たち」という具合に、初めて無機物にも「たち」をつけたりした。

~大江健三郎は、オチンチンが縮こんでいる様子を「性器はどこもかも縮みこんで膨ら雀のように股座(またぐら)の屋根にちょこんととまっていた。」と表現したり、「セックス」ではなく「セクス」と表現したり、また「灼熱した鉄串のような男根」という表現も使った・・・なんだか「下ネタ」ばかりになってしまいました・・・。甲南大学の授業では使えないな、女子学生が多いから。

 

 


star4

(2011、3、28読了)

2011年4月 5日 21:50 | コメント (0)