新・読書日記 2011_056
「体験ルポ 国会議員に立候補する』(若林亜紀、文春新書:2011、3、20)
結局、「内部告発」は「ウラ稼業」。本気で世直しするなら内部で頑張るべきで、それをやった上でダメなら、最終手段として差し違えるつもりで取る行為が「内部告発」ではないか?その意味で著者は、以前勤めていた独法に関しては(「内部で世直し」をしたかどうかはわからないが)「刺し違える」つもりで書いて、辞めたのだろう。今回の「国会議員の選挙」に関しては、体験ルポとしては面白いが、そもそも体験ルポをするつもりじゃなかったのに、落選したから体験ルポにしたというのはなあ・・・転んでもタダでは起きないというところか。しぶとい。「ミヤネ屋」にも出演してもらったことがあるが、それはほんの2回ほど。でも、選挙演説の中で「『ミヤネ屋』でもおなじみの・・・」と言っていたと書いてあったので、ちょっとびっくりした。
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