新・読書日記 2011_055
『日本代表の冒険 南アフリカからブラジルへ』(宇都宮徹壱、光文社新書:2011、2、20)
サッカージャーナリスト・宇都宮徹壱さん、コアなサッカーファンならご存じか。以前、私が読んだのは、「2008読書日記024」で書いた『ディナモ・フットボール~国家権力とロシア・東欧のサッカー』(宇都宮徹壱、みすず書房:2002、4、12)。これはね、難しかった。それに比べるとこちらは読みやすい。南アフリカ・ワールドカップの日記。詳しく現地で書かれたもの。タイトルには「ブラジルへ」と入っているが、これは最後にちょっとアジアカップのことに触れているだけでで、ほとんど全部、南アフリカ・ワールドカップのお話。本の原稿を仕上げるのに時間がかかっている間に、アジアカップで「あれよ、あれよ・・・」ってなことになったので、それを入れたというのが本当のところではないか?そんなことはどうでもいいんだけど、この本を読んでいるだけで、自分も南アフリカに行ったような気分になれる。あれからもう、9か月~10か月経つんだな。その間に日本は大きく変わってしまったが・・・でも、負けるなニッポン、がんばろうニッポン!
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