新・読書日記 2011_049
「美術の核心』(千住博、文春新書:2008、1、20)
芸術一家・千住家の3兄弟の兄で、日本画家の博さんのエッセイ。
ここ数年、屏風絵などにも興味を示している私としては、興味深い本であった。と言っても3年前に買ってから、読みかけて放ってあったのだが・・・。
薄くて読みやすい本のはずだったが、やはり奥が深いためか、読み進むのに時間がかかった。
日本人は外国語をカタカナに置き換えて日本文化にしてしまうように、美術に関しても日本流に変えて消化するという能力がある、というような書き出しから、ついつい惹き込まれてしまいました。
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