新・ことば事情
4327「因数分解と謎かけ」
京大を始めとする入試での「ヤフー智恵袋」を使ったカンニング事件。偽計業務妨害の容疑で19歳の予備校生が「逮捕」されました。
つい先日、その京大の数学の入試問題が新聞に載っていました。もう最近はこんな問題を解いたりすることもなかったのですが・・・つい、ちょっと解いてみようかなあ・・・なんて気を起こしました。もちろん、解けませんでしたけど。
この数学の問題を見ていて思いました。
「因数分解と謎かけは似ている」
と。(x+1)の2乗であれば「展開」していけば解けるのですが、「x2乗-3x―4」を(x+1)(x-4)
というようにするには、何か「アイデア」が必要です。これは、
「○○とかけて●●とときます。その心は・・・どちらも××でしょう」
という「謎かけ」に似ているのではないか、とふと思ったのです。
例の「ととのいました!」というヤツですね。
これ、私は実は大変苦手でした。寄席なので「謎とき」をしている落語家や「ねづっち」の姿を見ると「すごいなあ」と思っていました。でも先日、「謎かけの作り方」にハタと気付いたのです。その「作り方」とは・・・、
「○○→●●→××」
の順番で考えるから解けないのです。これは、
「〇〇→××→●●」の順番で考える
のです。つまり具体的には、最初のお題(○○)を、たとえば「コーヒー」にしましょうか、そうすると「コーヒー」で思いつくイメージをまず挙げるのです。それがオチ(××)になるのです。そうですね、たとえば、「苦味が決め手」とでもしますか。これがオチ(××)です。そしてこの「苦味が決め手」で連想するものを考えます。例えば「高倉健さん」としましょうか。連想ゲームです。これが「●●」になります。さあ、これを並べ替えましょう。すると、こうなります。
「コーヒー(○○)とかけまして、高倉健さん(●●)と解きます。その心は、苦味が決め手(××)です」
となって一丁上がり!そんなに面白くないですが、一応、形にはなっているでしょ。
えーと、つまり、何か思いつくアイデア、きっかけがつかめると、因数分解も謎かけも、できるようになるんじゃないかなあ、と思ったのでした。おしまい。