新・読書日記 2011_037
『大局観』(羽生善治、角川Oneテーマ21:2011、2、10)
かつて「七冠」に輝いた羽生さん。若き天才も、もう30代後半になり、ひと回り若い世代が台頭してきました。とはいえ、もう一歩で「七冠」全部で「永世」の栄誉を取れる「天才」は、やはり「不世出」という言葉がふさわしいでしょう。
その羽生さんが、一体どんなことを考えているのかは興味がありました。平易な言葉で、我々凡人でもわかるように書いてくれています。
「大局観」とは、あるようでなかった言葉。羽生さんの造語のようですが、局地的な攻防も、もちろん大事だけれども、何より「全体の流れ=大局」をつかむことが大切であると。ま、タイトルを一言で説明すると、そういうことになりますかね。
いい本でした!
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