新・ことば事情
4308「真グリーン」
『ミヤネ屋』の人気コーナー、「プロが教える実戦テクニック」(通称「プロテク」)に出てきた男の料理の先生が、良いアスパラガスを選ぶコツを教えていました。「色」がポイントのようです。その際にこの先生が、
「真グリーン」
という表現をしました!「真緑」は聞いたことがありますが「真グリーン」は初めて聞きました!似たような色の表現で言うと、
「真ピンク」
というのは(間接的に)聞いたことあったけど。(「平成ことば事情669まっピンク」をお読み下さい。)
「どピンク」や「どグリーン」よりはマシですかねえ・・・トホホ。
Google検索では(2月22日)、
「真グリーン」=8040件
ウ・・・意外と多い。でも、一語としての「真グリーン」ではなく、ほかの言葉とつながっているだけのものが多いようなので、検索ワードを加えました。
「真グリーン、真緑」=21件
そうだろうな。しかも、
「もしかして"グリーン""緑」
で出てきたもん。"この中でも本当に「真グリーン」を使っているのは、個人のブログ2006年11月のもので、あるホテルの壁紙の色について、
「部屋の壁の色が、マックリーンで落ち着かなかった」
と言われて驚いた人が、
「マックリーン?それってどんな色?」
と聞き返したことがあると。その会話を聞いていたほかの人が、
「『マックリーン』て『真グリーン』ですよ!『真っ赤』とか『真黄色』とかの『真グリーン』ですよ」
と教えてくれたとか。やっぱり「真グリーン」を使う人は、いることはいるんだ、数は少ないけど。ちなみに、
「真緑」=10万6000件
「真ピンク」=4万3100件
「どグリーン」=2200件
「どピンク」=15万1000件
でした。「どグリーン」は、ほとんどが一語のつながりではないような感じでしたが。