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『道浦TIME』

新・ことば事情

4294「ディオールのオールは」

朝、出がけについていたテレビで流れていた、

「ディオール」

のコマーシャルを目にしたとき、「ハッ」としました。

「『ディオール』の『オール』は『金(きん)』という意味ではないか?英語の『gold(ゴールド)』。『ディ』は前置詞だろう。英語で言うと『of』とか『at』とか『by』というところか?」

なんで急にそんなことを思いついたのか?と言うと・・・なんででしょうか?わからないけど、一応、ワインの話で出てくるフランス語の地名(ブドウの産地)で、

「コート・ド・オール」

というのがブルゴーニュ地方にあって、その「コート」は「丘」、「オール」は「金(きん)」だというのを突然思い出したからなんです。つまり「コート・ド・オール」の意味は「金の丘」。

あ、そういえば、スペイン語で「金」は「オロ」でした。シェリー酒の高級なものを、

「オロ・ロッソ」

と言います。「オロ」が「金色」、「ロッソ」は「赤」。ちなみに「ネロ」は「クロ」じゃなくて「黒」。「ロ」で脚韻を踏んでいるな。「ネロ」はイタリア語も同じだっけ?ラテン語系は、みんな同じだ。

「オール」が「金」とわかっても特に何も変わらないのだけど、「高級感」を表す名前なのだなと改めて認識したのでした。

 

(2011、2、8)

2011年2月12日 19:20 | コメント (1)

コメント

ディオールって「Dior」だから、唯の名前じゃないのかな。金本ととか、金子とかの「金」であるかもしれないけど・・・。クリスチャンというからにはキリスト教信者だろうか? 仏教徒ならブッダ・ディオールなのかな。

投稿者: yosi-q 日時:2011年03月02日(水) at 13:31