新・読書日記 2011_019
『「大発見」の思考法~iPS細胞vs.素粒子』(山中伸弥・益川敏英、文春新書:2011、1,20)
iPS細胞の山中教授とノーベル賞の益川教授。すごい2人の対談。よく話が合うものだ。
山中教授はその風貌から、ものすごいキレ者のように思っていたが、意外とこれまで挫折というか紆余曲折をしてきたのだなあと思った。「iPS」という名前を付けるときに「i-Pod」みたいでかっこいいから・・・などと考えていたとは思わなかった。ビックリした。最初の方を読むだけで、これまで漠然としていた「iPS細胞」というものについて、また「ES細胞」との違いなどもよくわかった。
「目標は高く、行動は着実に」
なるほどなあ。「言うは易し、行なうは難し」だなあ。
大変刺激的な勉強になる対談本でした!
余談だが、帯の二人の写真が、シンボウ兄弟の写真の表紙とよく似てるんだなあ、これが。出版社は違うのに。
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