新・ことば事情
4285「焼けぼっくり?」
いつものように「ミヤネ屋」の字幕スーパーを放送前にチェックしていたら、こんな言葉が。
「焼けぼっくりに火」
ありゃ・・・これ、正しくは、
「焼けぼっくいに火」
だ!危ない危ない!「り」と「い」、似ているから、手書きで発注した文字を、オペレーターさんが読み間違えて、打ち込んだんだね。音の感じが、
「松ぼっくり」
に似ていることもあって、こんなことになってしまったのかも?何が起きるか、気を緩められません。
「焼けぼっくい」の「ぼっくい」は辞書を引くと、
「棒杭」あるいは「木杭」
と書くそうです。
放送には出なかったけど、気をつけようねという意味で、反省会でこの話をしたら、数人の若いスタッフが、いかにも目からウロコが落ちたという表情で、
「道浦さん、今の今間で『焼けぼっくり』だと思っていました!」
と言うではありませんか!
あぶなーい!どこに落とし穴があるかわかりませんねえ・・・。
Google検索(1月24日)では、
○「焼けぼっくい」=2万8600件
×「焼けぼっくり」= 7910件
○「焼けボックイ」= 1380件
×「焼けボックリ」= 155件
○「焼け棒杭」 =1万9200件
○「焼け木杭」 =2万7300件
でした。
コメント
ハインリッヒの法則ですね。わかります。
投稿者: (・e・) 日時:2011年01月30日(日) at 20:35