新・ことば事情
4266「えてこう」
「アースマラソン」で 2年をかけて4万キロをヨットとRUNで走り、2011年1月4日、ついに日本・福岡に上陸した"鉄人"間寛平さん。その直前の2010年12月28日の「ミヤネ屋4時間SP」の上海からの中継に出演した寛平さん、いつものように宮根さんが、
「上海ってエエとこですか?」
と最後に聞くと、
「誰がエテ公やねん!」
という「お約束」の受け答えがありましたが、これはもちろん、
「エエとこ(=所)」
を、
「エテ公」
とわざと聞き間違えるというギャグ。
「エテ公=猿」
のことで、寛平さんがお猿に似ているというところから出ているギャグなのです。
しかし、ここで疑問が。
そもそも「エテ公=猿」ということを、今の若い人は知らないんじゃないかなあ・・・と思いながら聞いていました。知ってましたか?エテ公。「さる」は「去る」に通じる「忌み言葉」なので、「得る」というプラスの意味の「えて」に置き換えて「えてこう」なんだそうです。ふーん。
このギャグが「吉本新喜劇」での寛平さんのギャグと知っている人は(関西ローカル放送だったし、その時代に見ていた人しか知らないだろうし)少ないんじゃないだろうか、全国的には。「エテ公=猿」と知った上で、寛平さんのギャグと知っている人の年代・世代は限られてくるのかなあと思いましたが・・・。
年が明けて2011年1月6日の「ミヤネ屋」でも生中継で、北九州にいる寛平さんと宮根さんとの会話。その時、寛平さんはなんと「エテ公」ではなく、
「誰がモンキーやねん!」
と言っていました。おそらくこれは、
「ええモン着てますね」
に対する「返し」だと思うのですが、そこは聞き逃しました。
いずれにせよ、「ミヤネ屋」で宮根さんは、MBS『明石家電視台』での寛平さんに対するボケの役割をする「さんまさん」の役をやっているなあと感じました。司会だから、当たり前といえば当たり前なんですが。あ、『明石家電視台』も関西ローカルか。
コメント
道浦さんこんにちは。寛平さんのゴールも間近ですね。今週のほんわかテレビとゴール記念の21日の特番録画しようと思います。では失礼します。
投稿者: ハロー10チャン 日時:2011年01月15日(土) at 19:12