新・ことば事情
4279「切らんでええやん」
年末。
忘年会への道を急いでいると、若者数人のグループとすれ違いました。彼らもこれから忘年会のようです。ところが、その中の一人の若い男が、みんなと一緒に行動せずにこれから別行動をとり、あとで合流するような話をしています。先輩らしき男性に声を掛けられて、こう返事していたのです。
「○○も行くやろ?」
「いや、ちょっとオレ、これから髪切ってから、また戻ってきます」
人ごとながら、「なんだか協調性のないような、ゴーイング・マイウエーなヤツちゃな」と私も思ったのですが、この言葉に対して、その少し先輩と思しき男はこともなげに、さらりと、こう言ったのです。
「切らんでええやん、(一緒に)行こうぜ」
おお、これもかなり 強引グ・マイウエー!
学生時代には、確かにこんなしゃべり方をする奴がいましたが、さすがに社会人になってからここまで強引な「切らんでええやん」というような発言をする人は、酔っているときぐらいにしか見かけないですね。彼らは明らかに「素面(しらふ)」でしたが。
若さゆえの発言か?と感じながら、学生時代の友人たちと飲むために、忘年会会場に向かったのでした。
コメント
彼らはテレビを見て育った世代でしょう・・・。
会話の内容を見ると、関西のバラエティ番組そのものじゃないですか。
投稿者: (・e・) 日時:2011年01月25日(火) at 14:07