新・ことば事情
4259「タバコ味」
テレビ通販のコマーシャルで、「電子タバコ」を紹介していました。「リフレッシュスモーカー」とかなんとかいう名前でした。ちょっと違うかもしれませんが。
その説明の中の文言に、
「タバコ味」
というものがありました。
「電子タバコ」ですから、もちろん本物のタバコではありません。本来は「味」もしないのでしょう。それに人工的に「味」をつけている。出る煙も「水蒸気」で、本当の意味での「タバコの煙」ではないでしょう。ですから、
「タバコでないが、タバコの感じに近づける工夫」
がなされている、その一つが「タバコの味」がするという工夫なのでしょう。
同じようなものに、「第三のビール」があります。ビールと材料は違うが、限りなくビールに近い感覚・味覚を味わえるというもの。そのコマーシャルの文言に、
「私にとってはビールです」
というセリフがありますが、あれは、「ビール」と断言してしますと「ビール並みの税金」をかけられてしまう。それを回避しつつ、味をビールに限りなく近づける努力を続けてきた、そういった「自負」が言わせるセリフなのではないか、そしてある意味で「国税」に対する「挑戦」「抗議」のセリフではないかなと感じています。
それにしても「タバコ」「ビール(酒)」といった、まあ体にはあまりよくないかもしれない嗜好品に対する、税金を含め色んな意味での風当たりが厳しい世の中になりました。節度ある飲酒・喫煙を、ということなのでしょうか。ちょっと堅苦しい気はしますが・・・。
年末年始、飲みすぎ・吸いすぎにはご注意を。
さ、胃薬も飲んだし、忘年会に行って来ようっと!
コメント
道浦さんあけましておめでとうございます。さて、おなじみの羽川英樹さんが年末のラジオ関西の情報アサイチで羽川流忘年会(新年会含む)の楽しむコツということで熱弁をされていました。特に知っている店を幹事さんは予約しておくことと、個室が望ましいという羽川さんの意見に納得したリスナーの僕でした。ではまた。
投稿者: ハロー10チャン 日時:2011年01月04日(火) at 22:29