新・読書日記 2011__011
『やめないよ』(三浦知良、新潮新書:2011、1、20)
2006年から2010年12月まで、日本経済新聞のスポーツ面で、隔週で掲載していたエッセイをまとめたもの。おなじスポーツ面でのエッセイは、野球評論家の豊田さんの名エッセイがあるが、カズのこのエッセイも、時々目を通していた。「語りおろし」ではなく、実際に「書いていた」と思われる。
最近のこのカズのエッセイで「へえー」と思って覚えていたものは、去年の秋、行きつけのバーの自分の指定席に、誰か先に座っている男がいる。「誰だ!?」と思ったら、なんと「イチロー選手」だった、と。
タイトルどおり、「現役選手をやめず」に、2011シーズンも選手として横浜FCで頑張ると。J2からJ1に昇格して、1シーズンでまたJ2に。試合にもなかなか出られない中で、かつてのキング・カズが、なぜ現役にこだわるのか?30歳になるかならないかで引退したヒデ、30過ぎでまだまだやれる城はなぜ引退したか?フィジカルとメンタル、両方で戦える状態でないと、プロスポーツ選手は引退するしかないのか?その意味で、カズはまだ戦えるのだろう。ゴンといい、工藤投手といい、イチロー選手といい、すごい!あのマンガの「あぶさん」でさえ、引退したというのに。
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コメント
先日報道ステーションで、松岡修造氏がカズの事を報告していた。それを見た翌日、本屋でこの本を見かけて立ち読み。テレビで見た内容そのものが書いてあった。彼の生き方を是非参考にしたいと思う。
投稿者: yosi-q 日時:2011年02月01日(火) at 21:55