新・読書日記 2011_010
『清冽~詩人茨木のり子の肖像』(後藤正治、中央公論新社:2010、11、10)
去年から興味を持って読んでいる茨木のり子さんの詩集。もう亡くなって何年も経つんだけど、全然「古くない」感じがするんです。
その茨木さんの「初の本格的評伝」と銘打ったのが本書。ノンフィクションの大御所・後藤正治さんの手によるもの。
近くの書店でこの本を買った際、知り合いの店員さんが、
「この間、この方のお母さんがうちの店に、みえられたんですよ」
というので、
「え!茨木のり子さんのお母さん?もう亡くなってるんじゃあ・・・・?」
と驚いて答えると、
「いえいえ、この本を書いた後藤さんのお母さんです」
とのことで、ちょっとホッとしました。後藤さんは関西の方ですもんね。
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