新・読書日記 2010_245
『茨木のり子集 言の葉3』(茨木のり子、ちくま文庫:2010、10、10)
中田英寿の詩を書いてたんだなあ、茨木のり子さんは。2002年はまだお元気だったんだ、と。日韓ワールドカップから8年、まもなく9年も経とうとしているんですね。この本には詩のほか、エッセイや韓国の詩人の詩の翻訳も載っているが、散文詩の良さを改めてしるとともに、生き方が詩には表れてしまうんだなあと実感。国歌を嫌い、隣の国を好ましく思う傾向は、この世代の知識人に多いように感じられるが、それはやはり戦争敗戦体験によるところが大きいのだろう。
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コメント
> 国歌を嫌い
もしかしたら「国家」の誤記でしょうか?
違っていたらごめんなさい。
投稿者: かくた 日時:2011年01月06日(木) at 15:57