新・読書日記 2011_005
『風に吹かれて豆腐屋ジョニー~実録男前豆腐店ストーリー』(伊藤信吾、講談社:2006、7、12第1刷・2006、9、28第3刷)
数年前に妻が買ってきて、「もう読んだからいらない」と言って、くれた本。そのままいつか読もうと思っている間に幾年月・・・。
いっとき我が家でも「男前豆腐」「風邪に吹かれて豆腐屋ジョニー」といった変わったネーミングの「濃い豆腐」が食卓によく上った。この本を読んで、改めて「最近見ないなあ」と思って、近くのスーパーに行ったら、今はもうその店では扱っていないようだった。
「書かれた」というよりは、おそらく「語りおろし」のようなこの本。でも、若い社長(御曹司)の、豆腐業界での「チャレンジ」は、なかなか気持ちがいい。
ただ・・・読んでいて思ったのは、「日本人って、ヤンキー(不良)好き」ということ。本当にそういう体質があるんだなあ、きっと。この若社長も「不良」ではなかったにもかかわらず、こういった「ジョニー」的世界が好きなんですよね。売れるんですね、たしかに・・・。
star3_half