新・ことば事情
4239「最珍」
漫画雑誌『ビッグコミック・スピリッツ』(2011、1、1号=通巻1500号)を読んでいたら、裏表紙に載っていた広告に目が留まりました。それは、園山俊二さんの「はじめ人間ギャートルズ(ゴン)」の絵でマンモスの肉の絵が描かれたもので、
「マンモの輪切り肉。アニメのあの肉がついに食べられる!初回限定販売1000枚!神戸洋食倶楽部。」
という文字とともに、
「肉史上最珍の肉、出た。」
と。この、
「最珍」
というのは「最○」という言葉の中でも初めて見ました。正に「最珍」。めずらしい。「最薄」というのは以前書きましたが。(平成ことば事情1222『最薄』、平成ことば事情2869『最旬』参照)
Google検索(12月10日)では、
「最珍」=21万8000件
ありゃ!結構、使われています!
「最珍映像」「最珍風景」
など。お坊さんの名前として「最珍」というのも出てきました。
それにしても『スピリッツ』、おそらく30年前の創刊の時から、ほぼ毎週読んでるなあ。最初はたしか180円だったのではないでしょうか。今号は310円。物価は倍にはなっていないということですかねえ。