新・ことば事情
4224「砲声」
北朝鮮が韓国の延坪(ヨンピョン)島に砲撃を加えたのは11月23日、その3日後の26日、また北朝鮮側で、砲撃の音が聞こえたという情報が、「ミヤネ屋」の番組終了直前に入りました。その原稿には、
「砲声」
と書かれていました。しかし、
「銃声、銃撃」はよく耳にしますが、「砲声、砲撃」はあまり耳に(目に)しません。(「砲撃」はまだしも、「砲声」は・・・「♪法政、おおわが母校」ぐらいです。母校じゃないけど。)
これにすぐに気付いた宮根さんは、「砲声」を
「砲撃の音」
と言い換えて伝えました。さすが!
「砲声」が聞き慣れないということはつまり、
「ふだん戦争と無縁・平和」
ということなのではないでしょうか。
出来るだけこういった言葉とは無縁でいたいのですが、無視するわけにもいきますまい。