新・読書日記 2010_239
『テレビと芝居の手書き文字』(竹内志朗、イグザミナ:2010、11、10)
著者・竹内さんは、1954年から関西を中心に舞台装置製作やテレビのテロップ文字などを手懸けてきた職人さん、アーティスト。1933年のお生れだから御年77歳。喜寿のお祝いということもあるかもしれないが、これまでの仕事を一冊の本にまとめられた。
読んで感想、ひとこと。うーん、すごい!1日平均300枚も手書きテロップを書いていたと!ニュースは速報性が第一、1枚20文字を60~90秒で書き上げねばならないと・・・。言うは易し、するは難し、です。私も手書きテロップを10年ちょっと前までよく発注していましたから、その意味では内部の人間。竹内さんは主に朝日放送でお仕事してはったようですが、うちの元美術部の人に聞いたら、お名前は存じ上げていました。
『探偵ナイトスクープ』や『新婚さんいらっしゃい!』『プロポーズ大作戦』『熱闘甲子園』、みんな竹内さんの文字だったんですね!感動・脱帽です。
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