新・読書日記 2010_223
『警官の紋章』(佐々木譲、ハルキ文庫:2010、5、18第1刷・2010、5、28第2刷)
2010読書日記223
『笑う警官』『警察庁から来た男』に続く北海道警察シリーズ第3弾の文庫化。686円。単行本のおそらく半額以下だろうから待った甲斐があったが、前作の内容のあらすじを忘れてしまったのが痛い。
あれで解決かと思われた道警を巡る不祥事、実はもっと大きな組織的な不祥事を抱え、さらにはその敵討ち、テロなどが渾然一体となって、「洞爺湖サミット」(懐かしい!)警戒中の津久井たちに襲いかかる。『笑う警官』が映画化されたんだから、続編もできるんだろうなあ。それにしても北海道警察は、こんな取り上げられ方に文句つけないのだろうか?脚光を浴びせてもらって、喜んでいるのだろうか?
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