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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_205

『天使の相棒~杉浦忠と長嶋茂雄』(ねじめ正一、集英社:2003、10、29第1刷・2003、12、30第2刷)

読み終わって奥付を見て、「え?そんなに前に出たものだっけ?」と。これもまた、読まずに積まれていたまま時を経てしまった一冊。

主人公はもちろん杉浦。プロに入ってからの日本シリーズ・血染めの4連投4連勝は「エピローグ」にすぎず、中学・高校から大学での杉浦のことが、詳しく書かれている「青春モノ」。本当は早稲田の政経に行って新聞記者になりたかったのに、セレクションで立教大学に行った事で長嶋と出会い本屋敷と出会い・・・みんな若かったんだなあ・・・と。

サブマリン(下手投げ)になった時のきっかけなどは初めて知った。

私は長嶋の現役選手時代は、一部リアルタイムに知っているが、杉浦の現役選手時代は知らない。杉浦といえば、「南海ホークス最後の監督」としてだけしか知らないので、この本は新鮮に読めた。爽やかな読後感。


star4

(2010、10、26読了)

2010年10月27日 12:42 | コメント (1)

コメント

1971年3月、私が小学校4年にあがる直前、大阪球場で、杉浦の引退試合を見た。
長島と対決し、長島はヒットを打った。今思うと、長島は花を持たせなかったという
ことになる。それが私の見た、唯一の杉浦だ。後に杉浦の凄さを知り、
このシーンを見ることができたことに感謝した記憶がある。

投稿者: yoshi-q 日時:2010年11月09日(火) at 01:20