新・読書日記 2010_200
『日本一難しい!?究極の日本語クイズ』(中村裕+日本国語大辞典編集部・編)
小学館「ワンコイン」言葉シリーズ、第3弾!
「世界最大の日本語辞典『日本語国語大辞典』から出題する、言葉のウンチククイズ200問」「全問正解したあなたは『世界一の日本語マスター』です!」と表紙に。たしかに、めちゃくちゃ難しい。全問(200問)正解どころか、20問だって難しいと思う。著者の中村さんは、『日本国語大辞典・第二版』を完全読破したそうです。...すごい!13巻もあるんですよ!私が読破したのは、せいぜい1620ページの『新明解国語辞典』ぐらいです。
勉強になったものを挙げると、「ほくそ笑む」の「ほくそ」とは?・・・・・「ほくそ」を漢字で書くと「北叟」。意味は中国北辺の老人で、『淮南子~人間訓』に出てくるあの「塞翁が馬」の「塞翁」のことをさすのだそうです。「塞翁」は、世の喜憂・善悪いずれにもほほえんだからだって。
また、「大無人、天無人、王無中、罪無非、吾口無、交無人、切無刀、分無刀、丸無点、千無点」って、一体何のこと?~僧侶の間で使われた「字謎」だそうです。答えを見たら、「あ、これみたことある!」と思い出しましたが。
そして、第200問「春三夏六秋一無冬」は、あることの回数をさすと・・・・。答えはなんと「四季における理想的な性交の回数」。「無」は「ゼロ」という解釈と「制限はない」という解釈とがあるそうですが。最後にこんな問題を持ってくるという、意図は一体!?
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