新・ことば事情
4184「スペイン語の1、2、3」
10月14日、チリの鉱山の落盤事故で地下700メートルに閉じ込められたまま70日間を過ごし炭鉱作業員たち33人が、無事に救出されました。
その様子を伝えた「ミヤネ屋」の字幕スーパーを事前にチェックしていたら、救出された33人の順番を「1、2、3」と数字で示した横に、救助された人の名前がカタカナで、さらになにやらスペイン語が記されていました。それは、
「1 uno 2 dos ・・・」
というものでした。これを見て、
「ちょっと待てよ」
と。「ウノ、ドス」は確かにスペイン語の「1、2」ですが、「順番を示す」場合は違うのじゃないか?たとえば英語で「1,2,3・・・」は「one,two,three・・・」ですが、「1番目、2番目、3番目・・・」という「序数」は、
「first、second、third・・・」
であるのと同じで、スペイン語でもこの場合は「序数」を使いますよね。つまり、
「1 primero 2 seundo 3 tercero・・」
ではないか?と。
ただ、33人分の「序数」を調べて直す時間がなかったので、スペイン語表記は、結局やめました。
翌日、「10」までの「序数」は、昔ちょっとかじったスペイン語の本を見つけ出してきて、分かりました。
1、primero
2、segundo
3、tercero
4、cuarto
5、quinto
6、sexto
7、septimo(e上にアクセント記号)
8、octavo
9、noveno
10、decimo(e上にアクセント記号)
でした。