新・ことば事情
4172「夜に口笛吹くと」
結構夜遅くお風呂に入った中1の息子が、風呂上りに気持ちよさそうに口笛を吹いています。ここは父親の威厳を見せるべく、たしなめなくては。そこで、
「こら!夜に口笛吹くと、蛇が来るねんど!」
というと、息子は涼しい顔をして、
「このへんは、来えへん。」
そういう話と違う!よその家に迷惑だということを言っているの!
と言ってもやっぱり、説得力がない「言い伝え」になってしまってるなあ。そもそも蛇を見かけないですからね、近所の町中では。それでも私は、夜、ツメを切るときには、
「これで、親の死に目に会えないかなあ」
と思ったり、霊柩車とすれ違う時には、
「親指を隠す」
など、ついつい、してしまうのですが。
分かっちゃ入るけど、ですねえ・・・。