新・ことば事情
4166「パギンスとデギンス」
「ミヤネ屋」で取り上げた押尾学被告の独占インタビューを載せた女性誌を、番組終了後に女性スタッフが読んでいました。見るとはなしに覗き込んでいると(見とるやないか)、ファッションのページにあったこんな文字が目にはいりました。
「パギンス」
初めて見る言葉です。でも・・・どことなく見たことがあるようなデジャブ(既視観)が・・・もしかしてこれは、
「レギンス」
と関係があるのか?と思って、その女性スタッフに聞いてみると、
「そうですよ。レギンスのパンツのことです」
というではないですか!もちろん「パンツ」というのは下着ではなく「ズボン」のことです。普段当然のことながら、女性誌なんて読まないので知りませんでした!さらにその女性スタッフ曰く、
「デギンスもありますよ」
うん?なんじゃその「デギンス」というのは?
「デニムのレギンスです」
デニム・・・つまりジーンズのようなレギンス?ちょっと上手くイメージできないのですが・・・・。兎に角、今、「レギンス」はさらに進化しているようですね。
Google検索では(10月7日)、
「パギンス」= 16万8000件
「デギンス」= 6万3600件
「レギンス」=2510万0000件
でした。ひえー、「レギンス」の増殖の仕方と言ったら!また「デギンス」には他の呼び方もあるようで、それは「デニム」と「レギンス」が合わさったのですから、
「デニンス」
というものです。こちらの検索件数は、
「デニンス」=35万4000件
でした。「デギンス」より「デニンス」の方が多いな。検索件数が、この物(と言葉)の流行り具合を表しているようですね。