新・読書日記 2010_204
『笑う科学イグ・ノーベル賞』(志村幸雄、PHPサイエンス・ワールド新書:2009、11、4)
去年購入、1年経ったノーベル賞ウイークに読み出して、ようやく読了。
イグ・ノーベル賞20年の歴史の中でも、日本人の受賞者がこんなにいるとは!笑い・パロディーの精神と、役に立たないことに力と情熱を注ぐことに敬意を表すること、それは"文化"だよなあ。また、イグ・ノーベル賞受賞者からノーベル賞受賞者が出てるんだから、バカにしたものではない。
「ピカソとモネの作品を識別するハト」、「兼六園の銅像がハトに嫌われる理由の化学的考察」、「バニラの芳香成分『バニリン』を牛糞から抽出」、「犬の言葉がわかる『バウリンガル』」も、もちろんおもしろいが、2000年に医学賞を受賞した「性交中の男女の生殖器と性的に興奮した女性のMRI撮影」って・・・何を"研究"してんねん!
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