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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_208

『上村松園展 図録』(2010)

この間、東京に行ったときに見に行った「上村松園展」。主催は東京国立近代美術館と日本経済新聞社。場所は当然「上野」だと思い、行ってみてびっくり!「やってない!」。

ちゃんと調べると、「国立近代美術館」は「竹橋」でした・・・。

仕切り直しで見に行ったけど、本当に良かったです。

特に、「序の舞」。あんなに大きな作品(2メートルを超える)だとは思わなかった。この絵は小学生のときに集めていた切手の「切手趣味週間シリーズ」で初めて知りましたが、実物はものすごい迫力!着物の裾模様の「彩雲」の美しさは、やはり本物でないと分かりません。また、本物を見て初めて気付いたのは、真っ直ぐに伸ばした右手の振り袖が、クルリと返っていて、扇を持った手も"逆手"。そうなんです、そういった「動き」が、一見静かな、止まっているように見える絵の中にあったんです!

もう一つ見たかった「焔」は見られなかったので、今度11月から京都の国立近代美術館で展示されるでしょうから、もう一度行って見てみたいと思います。

で、図録、購入しました、重いのに。それだけの甲斐はありました。


star4

(2010、10、18読了)

2010年10月30日 12:05 | コメント (0)