新・ことば事情
4163「鳥人間、ゾーリンゲン、マイセン」
「鳥人間コンテスト」が2年ぶりに開催され、9月24日にその模様が放送されました。画面を見ていて、
「ああ、夏だったんだなぁ」
と思いました。行われえたのは2か月前、7月下旬でしたからね。今は・・・今年はあれだけ「暑い暑い」と言っていたけど、やっぱり・・・秋ですねえ。
さて、「鳥人間」=「トリニンゲン」で思い出したのは、ドイツの「刃物」の町として知られる、
「ゾーリンゲン」
って、音がちょっと似ているだけですが。「ゾーリンゲン」と言えば「ヘンケル」ですね。で、後輩の五十嵐アナウンサーに「ゾーリンゲン」について聞いたら、
「???知りません」
「ほら、その町の名前=特産品の名前になってるってのがあるじゃない、愛知県の『瀬戸=瀬戸物(陶磁器)』とかさ。ドイツの『マイセン』とか」
「はあ・・・」
と手ごたえがない。そこで、
「マイセンは何が特産品か、知ってる?」
と聞くと、目を輝かせて、
「はい、カツサンド!」
と答えるではないですか・・・。たしかに、とんかつの「まい泉(せん)」のカツサンドは、うまいけどさ。
念のため、『広辞苑』で。
「ゾーリンゲン」=「ドイツ西部、ノルトラインーヴェストファーレン州の工業都市。刃物の製造で世界的に有名。人口16万6千(1999)」
ほら、五十嵐君、「世界的に有名」なんだよ。
「マイセン」=「ドイツ東部、ザクセン州の都市。エルベ川沿い、ドレスデンの北西方になり、1710年ヨーロッパ最古の磁器製造所が設立された。」
「まい泉」は、まだ(?)『広辞苑』には載っていません。