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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_166

『野球へのラブレター』(長嶋茂雄、文春新書:2010、8、20)

本当にそうだなあ。タイトルどおり、長嶋さんの思いのこもった一冊だと思いますよ、ええ、ええ。

日経新聞の「私の履歴書」で、広岡さんの「長嶋さんのホームスチールへの怒り」が、半世紀近く経っても衰えないのを知って、「すごいな・・・」と思ったけど、この本の中に出てくる長嶋さんより先輩の人たちに対して長嶋さんは大概は、

「さん付け」

なのに、「広岡さん」だけは、

「広岡先輩」(金田さんもそうだったかな)

と「さん付け」ではないあたりに、ちょっとお互いのしこりのようなものを感じましたが・・・。

「天然」のように思われた長嶋さんの色々な行為が、実は長嶋さんとしては「計算づく」であったということもわかって、「そうだったのか!」と納得のいく一冊です。

 


star4

(2010、8、22読了)

2010年9月 9日 14:21 | コメント (0)