新・ことば事情
4121「なつはどうしてたの」
5歳半の娘、いま、文字を書くこと、絵を描くことが楽しくてたまりません。
保育所のお友達に(毎日会っているにも関わらず)お手紙を書いたりしています。
こないだも、紙になにやら書いていました。どれどれと読んでみたら、
「なつはどうしてたの」
あ、やっぱりお手紙か。でも昨日も保育所に行ってる、毎日行ってるのに、
「夏はどうしてたの?」
は何かヘン。そもそも「5歳児」の言葉じゃないな・・・と思いながら、続きの文章を読んでみると、
しいかすきなものいってみよ
すいかかもめめだかかいすいよく
くももくもくくいしんぼう
うなどん※
あ、そうか、これは「歌詞」だ!保育所でよく歌っている「夏の歌」(正式な曲名は知らないのですが)の歌詞で、その最初が、
「夏はどうして楽しいか 好きなもの言ってみよう」
なのです。それが「夏はどうして」の後の「楽しいか」で改行せずに、
「たの」
だけが、1行目に残っちゃったんだね。まだ「文章の区切りで改行して書く」ということは5歳児には無理だもんなあ。
そして「うなどん」の後には、なにやら分からないグチャグチャした文字のようなものが。
「これは、何て字?」
と娘に聞くと、
「つくしの絵」
「なんで、つくしの絵なの?『うなどん』じゃないの?」
と聞いたら、
「好きだから」
わかりやすいがな、「好きだから」。ハイ、わかりました。
それにしても「は」と「わ」の使い分けが、なぜこんな初期の段階からできるのかが、とっても不思議です。