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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_151

『逆立ち日本論』(養老孟司・内田樹、新潮選書:2007、5、25発行・2010、5、15第8刷)

 

養老先生は好きだが、内田先生はあまり好きではない(文章の書き手として)。その二人の対談本。大変興味深かったが、引っ張っていこうとするのが内田先生ですが、なんとなく「自分の思っている方向へ」引っ張っていこうとしている感じがする。それを養老先生はのらりくらりというか、マイペースで受け答えしていて、内田先生が養老先生に気を遣っている様子が感じ取れ、その意味では面白かった。

内田先生の「決め付けている物言い」が気に障ります。ただ、ユダヤ教関連に関してはさすがに詳しく、勉強になりました。また、興味があったのは、第6章「間違いだらけの日本語論」。概ね「そうだな」と思って読みました。


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(2010、8、2読了)

2010年8月23日 14:19 | コメント (0)