新・ことば事情
4109「スカル」
「骸骨」のデザインが流行っているようです。
以前は「ガイコツ」模様といえば、「ヘビメタ」やってる人とか、ちょっとヤンチャな人=不良少年・少女(ぶっている人)とか、はたまた「海賊」が好んで身に着け(「海賊」の知り合いはいませんが)、
「不気味」
というイメージでした。好んで身につけている人たちは「カッコイイ」と思っているのだと思いますが。私はやはり小学2年の時に読んだスチーブンソンの「宝島」のイメージですね。「コワイ」「不気味」「不吉」です。
ところが先日、「ミヤネ屋」に出演している森若アナウンサーが、
「ガイコツ柄のテーブルクロス」
を購入したとブログに書いていましたし、「ミヤネ屋」スタッフが着ていた
「Tシャツ」
の柄に、そして先ほど、電車の前の席に座る若者(ボロボロのジーンズ=たぶんわざと。にメタル・シルバーの仮面ライダーのようなバックルのベルト、あごひげ、20代半ばから後半の男性)の、
「白いTシャツの柄」
までが「黒のガイコツ」。レントゲン写真のようで、キラキラの赤の色紙のような色の角が生えています。般若の面のレントゲン写真みたい?です。
森若アナウンサーによると「ガイコツ」とは言わずに、
「スカル」
と言うそうです。で、「スカル柄はかわいい」のだそうです。かわいいかな?骸骨。
たぶん、ジョニー・デップ主演の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのヒットが「スカル=カッコイイ」につながったのではないかなと推測していますが。
「スカル」は、当然「スケルトン」と、関係ありますよね?
(追記)
「スカル」=「skull」=「髑髏(どくろ)」でした。
「スケルトン」=「skeleton」=「骸骨(がいこつ)」でした。
そして・・・「スカル」と言うと、ボートの競技でもありますよね、「シングルスカル」と「ダブルスカル」。両手にオールを持って漕ぐ競技。ただ、ボートの方は、
「scull」
と「c」なのに対して、「ドクロ」の「スカル」の方は「k」ですね。
コメント
私達の世代で「スカル」といえば、①スカル・スター・・・タイガーマスク 覆面リーグ戦で登場、正体は「虎の穴」時代の友人・ロッキー②スカルマン・・・仮面ライダーの原型ともいえる漫画、を思い出す。特にスカルマンは、気味の悪い風貌(ドクロですから)で、子供心に『拒絶』していたヒーローである。それが後に大人気のヒーローになるのだから、世の中分からないものである。
投稿者: yoshi-q 日時:2010年09月15日(水) at 00:37