新・読書日記 2010_144
『動くが負け~0勝144敗から考える監督論』(岡田彰布、幻冬舎:2010、7、30)
オリックスの岡田監督の一冊。たぶん語り下ろし。シーズン中のこんな時期に(本を)出すんだなあと、ちょっとビックリ。今回は「構成」を、読売テレビ
シーズン前の『岡田監督を励ます会』にここ何年か出席して、「エール」を送っている身としては「読まねば!」という思いで購入。夏休みの旅行中に読んだ。
監督としての選手起用法や、選手の育て方は、会社人としても参考になるような気がした。
また去年、解説者の時には、
「放送禁止用語にも十二分に注意していた。気になる用語はすぐにアナウンサーに確認した。テレビ局のスタッフも私が言葉への意識を強く持っているので、最初の頃は驚いていた。私は普段のたわいもない会話の中でも間違った言葉遣いをする人間がいたら、すぐにツッコミを入れてしまう」
のだそうで、こうも綴っています。
「言葉の持つ影響力は、思っている以上に大きい。だからこそ、正しい日本語を認識し、適切な言葉選びをしなければならない。」
アナウンサーの先輩からアドバイスを受けているような気持ちになりました。
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コメント
岡田氏は、新聞に書かれるコメントだけを読んでいると、あまり程度は高くないように感じる人物である。ところが、著書を読むと全く別の印象を受ける。本当はどんな人なんだろう。
この本も読ませてもらったが、メジャーな監督経験者本としては、「野村本」よりはるかに内容があると思う。ただ、シーズン中に発行されたことには違和感があった。
投稿者: yoshi-q 日時:2010年08月20日(金) at 13:03