新・ことば事情
4082「シャンソンのアクセント」
平成ことば事情4081「シャンソンと中島みゆき」でも書きましたが、7月17日、シャンソンの大御所(日本のシャンソン会の草分け)石井好子さんが亡くなりました。87歳でした。お亡くなりになったことは、21日に一般に知られました。
そのニュースを『ミヤネ屋』で伝える際に、「シャンソン」のアクセントが気になり、『NHK日本語発音アクセント辞典』を引いてみました。
すると「シャンソン」のアクセントは、
(1) シャ\ンソン(頭高)
(2) シャ/ンソ\ン(中高)
の順番で載っていました。私は最初、(2)中高アクセントの、
「シャ/ンソ\ン」
ではないかな、と思ったのですが、アクセント辞典に従って、「頭高」の、
「シャ\ンソン」
で読みました。宮根さんは、「中高」の、
「シャ/ンソ\ン」
と言っていました。おそらく、もともとは「シャ/ンソ\ン」で、新しい方のアクセントが「頭高」の「シャ\ンソン」ではないでしょうか?
ちなみに、女子バスケットボールのニュースなどでよく耳にする、
「シャンソン化粧品」
ですが、これは「化粧品」とくっついているので、コンパウンドして、
「シャ/ンソンケショ\ーヒン」
ですが、略称は「頭高アクセント」の、
「シャ\ンソン」
ですね。略称では「中高アクセント」の「シャ/ンソ\ン」というのは聞いたことがありません。