新・ことば事情
4053「ガーリーな生活」
出社途中に配っているパンフレットのような雑誌をつい受け取ってしまい、あとで見てみると、表紙にこんな文字が。
「大人ガーリーな生活」
なんだろう、この、
「ガーリー」
って。「ガーリック」みたいなものか?それともやせていること?ダイエット?ガリガリ?ガリクソン?と、30秒ぐらい考えて「あ、そうか」と思い当たりました。
「girly」
なんですね。きっと。
「女の子的」
あるいは今の流行の言葉を使えば、
「女子的」
ということか。
「大人の女子的生活」
うーん、どんな生活なんだろうか?
でも、私に配ってもあまり意味がないと思うんだけど、 この雑誌。さて私も「大人ガーリーな生活を目指すか!・・とならないわけだし・・・。どうなんでしょうか?
いずれにせよ、「ガーリー」という濁音の響きは、ちっとも「女の子的」じゃないと、私は感じました。まだ、
「ガーリィー」
の方がかわいらしい。あ、その見出しの前にこんな文句も載っていたぞ。
「いくつになっても気分は女の子!」
左様ですか。
これ、男の子相手の商売では、あり得ないなあ。
「いくつになっても気分は男の子!大人ボーイーな生活」
って・・・フラフラしているだけじゃないのかなあ。
「もしかしたら載ってるかな?」と思って『現代用語の基礎知識2010年版』を引いてみたら・・・載っていました!
「ガーリー(girlie, girly)」=女の子っぽい雰囲気のファッション。英語では女性ヌードが売り物の雑誌の意。
Oh!意味は「和製英語」なんですね。注意して使わないといけませんね。