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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_125

『ネット帝国主義と日本の敗北~搾取されるカネと文化』(岸博幸、幻冬舎新書:2010、1、30第1刷・2010、5、10第2刷)

 

ネット帝国主義の帝国主義国は、「アメリカ」である。規制がないのをいいことに、素早く帝国主義的にその版土を広げている。「敗北」という文字のタイトルの本、そういえば『ゲノム敗北』という本を以前読んだな。

「無料」を武器にシェアを広げ独占的市場を作ってしまう商売の方法・・・なるほどなあ、と。

読んでいて頻繁に出てきたのが「レイヤー」というコトバ。「層」と訳していたけど、途切れ途切れで読んでいるうちに、よくわからんようになって、結局「会社」に置き換えてもいいし、読み飛ばしてもよい感じだと途中で気付いて読み飛ばしたら、わかりやすかったです。

日本のメディアがネット帝国主義と戦うための体制をとるのが遅れているというのは、非常に実感を持ってよく分かりました。

著者は、読売テレビの番組(「たかじんのそこまで言って委員会」など)にもよく出てくれていて、親近感がありました。(スタジオなどでお会いしたことはありませんが。)

 

 


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(2010、7、6読了)

2010年7月 8日 22:27 | コメント (0)