Top

『道浦TIME』

新・読書日記 2010_131

『即答するバカ』(梶原しげる、新潮新書:2010、7、20)

「即答」できるのは、「頭の反射神経がいいから」だと思うのだが、ここで言う「即答するバカ」というのは。いわゆる「考えなし」のヤツのことだろう。

例によって新潮新書、『バカの壁』を当てたものだから、なんとかの一つ覚えのように「バカ」を使った刺激的なタイトルを・・・普通ならわたしは買わないが、梶原さんの本なので買った。きっとタイトルを付けたのは梶原さんではなく、編集サイドなんだろうと思う。だって内容は、タイトルみたいに失礼な話ではないから。非常に"慎重に"昨今の言葉の乱れを嘆き、また市井の、そして芸能界の巧みな話術の実例などを紹介しながら、よりよいコミュニケーションの取り方を教えてくれる。そこに梶原さんのお得意な"心理学の知識"もまぶされる。後半、NHK放送文化研究所の研究発表の結果を紹介しながら、私の知り合いでもある塩田雄大・専任研究員も登場!最後の方には私のブログも紹介してくれてあった!ありがとうございます!

出たばかりの本の感想を「即答」した私でした。

 


star3_half

(2010、7、19読了)

2010年7月23日 12:36 | コメント (2)

コメント

ある意味、ラジオのパーソナリティーというのは、テレビのアナウンサーより身近な感じがする。「梶原しげる」さんといえば文化放送の『本気でDONDON』。東京にいた時、車で営業中は必ず聞いていた。番組が終了したのは、彼が「心理学を学びたい」と言っていたからだと記憶している。その後梶原さん、テレビで拝見はしているが、学んだ心理学について本を出しているとは知らなかった。何冊も出されているのだろう。すっかり学者さんだったのね。

投稿者: yoshi-q 日時:2010年07月27日(火) at 13:57

梶原さんは、今でも全国ネットのFMラジオ生放送を日曜日の朝、ちゃ~んとしゃべっていますよ。
学者&フリーアナ&作家&ちょいエロMC(日曜FM)って、感じ?!

投稿者: ネクイチふぁみりー 日時:2010年09月11日(土) at 01:25